病気で退職、住宅ローンが重荷に…
生活保護を受ける決断で家族と新しい一歩へ
うつ病で退職、ローン返済が困難に。家族を守るための決断
- エリア埼玉県ふじみ野市
- 職業無職(元会社員)
- 家族配偶者・子ども3人
- 物件種別戸建住宅
- 残債—
- 売却価格—
Wさん(49歳)は、ふじみ野市で奥様と3人のお子さんと暮らしていました。10年前に購入した戸建住宅は、将来を見据えた堅実な資金計画のもと購入されたものでした。
しかし、長年のストレスによって心のバランスを崩し、「うつ病」と診断。退職を余儀なくされました。傷病手当や失業保険でしばらくは凌いでいたものの、住宅ローンの支払いが徐々に難しくなっていき、相談時にはすでに滞納が発生していました。
「このままでは家族の生活そのものが崩れてしまう」と、任意売却と生活保護の相談を目的に、当協会へご連絡いただきました。
任意売却と生活再建を両立。家族に負担をかけない配慮を
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
Wさんはすでに無職で、返済の継続は現実的に困難な状況でした。私たちは債権者へ丁寧に状況を説明し、任意売却に向けた同意を取得。市場価格を踏まえつつ価格を見直しながら、販売活動を進めました。
精神的・体力的にもご負担が大きい中、極力Wさんの体調に配慮したスケジュールで進行。お子さんの転校を避けるため、学区内での住み替えも視野に入れ、住環境の再設計までを一貫してサポートしました。
今回の事例のポイント
もともと堅実な住宅ローン計画を立てていたWさん。それでも予測できない病気や退職によって家計が破綻しかけたことから、「働けないこと」が住宅ローン返済に及ぼす現実的な影響を改めて実感させられる事例でした。
任意売却に加え、生活保護の申請支援や新居の確保までをワンストップでサポートしたことが、生活再建のスムーズな実現につながりました。
家族と一緒に安心できる新生活へ。心からの感謝の声
無事に任意売却を完了し、生活保護の申請も通過。Wさんご一家はお子さんの学区を変えずに済むエリアに転居され、落ち着いた新生活をスタートされました。
「家族を守るつもりが、自分が病気になってしまった」と振り返られながらも、「何度も足を運んでくれて、話を聞いてくれたから安心できた」と、当協会スタッフへの感謝の言葉を頂戴しました。
今後は、生活を安定させることを第一に、無理なく前を向いて歩んでいける環境づくりに努めていかれるとのことです。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者
瀧 基洋
得意分野 |
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資格 |
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宅地建物取引主任者試験の合格をきっかけに不動産業界に就職しました。 これまで分譲住宅の新築販売、中古住宅の仲介業務、分譲住宅の土地仕入、開発業務等を中心に経験をしてまいりました。不動産業務に従事した頃はバブル経済が崩壊し、不動産価格の下落、企業破綻等を身近で経験をしてまいりました。事業破綻により住宅ローンの返済が出来ないというお客様からのご相談を受け、任意売却に取り組んだのが、私がこの業務に携わるきっかけでした。昨今ではコロナ禍での住宅ローンの返済変更(リスケジュール)からの通常返済に戻ってしまい返済が滞る事案が急増しているように感じます。それらさまざまな住宅ローン問題のアドバイスを行い皆様のお力になりたいと思います。