給料未払いで住宅ローン破綻…競売寸前の任意売却で再出発したケース
給料が支払われず住宅ローンが滞納、競売決定通知が届き相談に

- エリア東京都調布市
- 職業SE
- 家族—
- 物件種別マンション
- 残債1,680万円
- 売却価格1,500万円
「友人の会社だったから、給料がなくても仕方ないと思っていた…」
東京都調布市にお住まいのYさん(50歳)は、友人が経営する会社で働いていましたが、会社の経営悪化により、給料がまともに支払われなくなりました。給料がない中で貯金を切り崩して生活していましたが、それも底をつき、住宅ローンの返済ができなくなってしまいました。
「毎日、ただ寝に帰るだけでした…」
生活が不安定になり、長時間労働で自宅に帰れない日々が続きました。家に戻っても、ローンの督促状などの通知物を一切見ることができない状態でした。そんな中、ご自宅に競売開始決定通知書が届いてしまい、「このままではすべてを失ってしまう」と、インターネットで当協会の存在を知り、ご相談にいらっしゃいました。
競売寸前に任意売却を提案、無事に解決へ
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
ご相談に来られた時には、すでに競売開始決定通知書が届いており、時間がない中での早急な売却が求められました。私たちはすぐに債権者さんに連絡を取り、交渉を開始。しかし、第一抵当権者からは「競売まで進んでいるので、任意売却には応じられない」との回答でした。
「競売の評価額を待っている時間はありません」
そこで私たちは、第一抵当権者さんが納得できるであろう価格で販売活動を進め、粘り強く交渉を続けました。その結果、すぐに買い手を見つけることができ、なんとか任意売却での抹消に応じていただき、競売で入札になる前に解決することができました。
今回の事例のポイント
この事例のポイントは、競売が目前に迫る中、迅速に対応できたことです。Yさんは「自分がどうするのが最善か、分からなくなっていました」と話されていましたが、勇気を出して相談してくださったことが、競売という最悪の事態を回避することにつながりました。
担当者がすぐに面談の調整をし、分かりやすく今後の解決策を説明したことで、Yさんは安心してすべてを任せることができたと話されていました。
解決後は、心の重荷が下り、新しい生活へ
「最初から最後まで、とても誠実に対応していただきました」
Yさんは、転職したことで、以前よりも仕事も生活も安定した暮らしを送られています。住宅ローンの問題が解決し、収入も安定していることから、残ってしまった借金も一括で支払えるように頑張ると話されていました。
「自分一人では何もできなかったことが、相談したことで解決への道が開けました」
そう話されていたYさん。心の重荷が下り、新しい人生を歩み始めている姿が印象的でした。