個人再生後も住宅ローンが重荷に、任意売却と自己破産で再出発を選んだケース
相続トラブルの収束後、住宅ローンの返済が再び困難に
- エリア千葉県船橋市
- 職業非公開
- 家族単身(相続後)
- 物件種別戸建住宅(長期放置)
- 残債—
- 売却価格—
Sさんは千葉県船橋市にお住まいで、5年前にお母様を亡くされ、相続の手続きが長期間にわたり揉めていたことで生活の立て直しが後回しになっていました。ようやく落ち着いた頃には、住宅ローン以外の賃料や費用の負担が重くのしかかり、生活を圧迫。以前、個人再生によって破産を免れた経験がありましたが、再び住宅ローンの支払いが厳しくなり、任意売却を経て必要であれば破産という選択肢を視野に、当協会へご相談をいただきました。
荷物が残った物件と複数の抵当権者へ丁寧な対応で売却を実現
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
Sさんの物件は生活された当時のままの状態で、長期間放置されていたことに加え、抵当権者が複数存在。交渉には時間を要することが想定されましたが、まだ代位弁済前の債権者もいたため、早期に対応開始。物件の現状と債務整理方針を整理し、売却の方向性を明確にしながら、必要な調整を一つひとつ進めていきました。
今回の事例のポイント
・個人再生後の住宅ローン滞納に対して柔軟な出口戦略を構築
・抵当権者複数の調整を見越した時間配分と売却手順を計画
・長期放置物件の片付け・整理を含めた売却対応を実施
・売却後の債務処理と破産手続きを含むアフターフォローを支援
売却と破産手続きで精神的な負担も軽減、新たな生活へ
物件の売却によって残債は大きく減りましたが、現状の収入では返済継続が難しいとの判断から、Sさんは自己破産を選択。キャッシング債務も含めた整理が進んでおり、「ようやく破産手続きに進める」と安堵されていました。現在は関西方面へ転居され、静かに新たな生活をスタートされています。「ようやく肩の荷が下りました。遠方にいながらも丁寧に対応してくださり、安心して任せられました」と語られ、信頼のもとで任意売却を完了できたことに感謝のお言葉をいただきました。
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今回の担当者
瀧 基洋
得意分野 |
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資格 |
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宅地建物取引主任者試験の合格をきっかけに不動産業界に就職しました。 これまで分譲住宅の新築販売、中古住宅の仲介業務、分譲住宅の土地仕入、開発業務等を中心に経験をしてまいりました。不動産業務に従事した頃はバブル経済が崩壊し、不動産価格の下落、企業破綻等を身近で経験をしてまいりました。事業破綻により住宅ローンの返済が出来ないというお客様からのご相談を受け、任意売却に取り組んだのが、私がこの業務に携わるきっかけでした。昨今ではコロナ禍での住宅ローンの返済変更(リスケジュール)からの通常返済に戻ってしまい返済が滞る事案が急増しているように感じます。それらさまざまな住宅ローン問題のアドバイスを行い皆様のお力になりたいと思います。