共同経営していた会社が倒産、自宅が担保となり任意売却で競売を回避したケース
会社倒産で自宅が競売対象に、家族を守るため任意売却を希望
- エリア東京都杉並区
- 職業元建材メーカー専務(共同経営)
- 家族妻・子ども
- 物件種別戸建(担保物件)
- 残債—
- 売却価格—
Cさんは東京都杉並区で小さな建材メーカーを社長とともに立ち上げ、専務として約30年間勤務されていました。景気に左右されにくい事業でしたが、リーマンショック以降の不況により主要取引先が相次いで倒産。会社は資金繰りのために融資を受けましたが、社長の資産だけでは担保が足りず、Cさんの自宅も担保として差し出すことに。しかし、経営回復には至らず会社は倒産。担保となっていたCさんのご自宅が競売にかけられる状況となり、当協会にご相談いただきました。
希望価格での売却と近所への配慮を両立し競売を回避
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
Cさんからは「残債を少しでも減らしたい」「周囲に知られず売却したい」というご希望がありました。ご自宅は人気の住宅街かつ駅近という好立地だったため、相場より2割高い価格で販売を開始。売却までに半年ほどかかりましたが、結果的に相場より1割ほど高い価格での売却に成功し、競売を回避しつつ債務を圧縮することができました。
今回の事例のポイント
・倒産後の担保物件を任意売却で高値売却に導く戦略を構築
・プライバシーに配慮し近隣に知られない売却活動を実施
・時間をかけても価格にこだわり、相場以上での契約を実現
・学区を変えずに生活を維持するための転居支援も対応
家族への影響を最小限に抑え、再出発に向けて歩み出す
任意売却後は、お子様の学区が変わらないよう、以前のご自宅近くの賃貸マンションを当協会にて手配。現在は賃貸住宅で生活しながら、Cさんは就職活動を続けておられます。「競売は絶対に避けたかった。家族に迷惑をかけることが一番の不安でした。任意売却の存在を知り、相談して本当に良かったです。親身に対応してくれて心から感謝しています」と語られ、安心した表情で新たな生活を歩み始めています。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者
瀧 基洋
得意分野 |
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資格 |
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宅地建物取引主任者試験の合格をきっかけに不動産業界に就職しました。 これまで分譲住宅の新築販売、中古住宅の仲介業務、分譲住宅の土地仕入、開発業務等を中心に経験をしてまいりました。不動産業務に従事した頃はバブル経済が崩壊し、不動産価格の下落、企業破綻等を身近で経験をしてまいりました。事業破綻により住宅ローンの返済が出来ないというお客様からのご相談を受け、任意売却に取り組んだのが、私がこの業務に携わるきっかけでした。昨今ではコロナ禍での住宅ローンの返済変更(リスケジュール)からの通常返済に戻ってしまい返済が滞る事案が急増しているように感じます。それらさまざまな住宅ローン問題のアドバイスを行い皆様のお力になりたいと思います。