怪我による収入減で住宅ローン返済困難、競売回避と自己破産で再スタートしたケース
子どもの生活を守るため、競売回避を希望して相談
- エリア非公開
- 職業ご主人:休職中(怪我)/奥様:パート
- 家族夫婦+子ども
- 物件種別戸建
- 残債—
- 売却価格—
ご主人が年末に怪我をされ、長期の休職を余儀なくされたことで世帯収入が激減。住宅ローンだけでなく、カードローンや税金の支払いも滞るようになり、今後の返済継続が難しいと判断し、当協会へご相談いただきました。仕事に復帰できたとしても、以前と同じ収入は見込めないため自宅を手放すしかないと覚悟されていましたが、子どもたちが転校せずに済むよう、競売ではなく任意売却での解決を希望されました。
税金・借入の整理と並行し、引越し先も確保して対応
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
住宅ローン、カードローン、税金などの滞納をすべて整理した上で、税金についてはご本人と一緒に役所へ出向き、分納の了承を得ました。その他の借入については、任意売却後に自己破産を申請する方針を確定。自宅内の荷物が多く、内覧が難しかったため、売却前に保証会社と交渉し、引越し費用の控除を認めてもらい、先に転居を完了いただきました。
今回の事例のポイント
・税金・借入状況をすべて整理し行政と分納交渉を実施
・任意売却前に引越しを実現し内覧対応を可能に
・保証会社との交渉で引越し費用控除を確保
・生活圏を維持した売却先選定で子どもの環境を保全
同じ学区内での転居が叶い、家族で前向きな生活を再スタート
引越し準備中、ご近所の方から「親族を近くに住まわせたい」との申し出があり、希望通りの条件で売却が成立。子どもたちは転校することなく通学を継続でき、ご近所にも知られることなくスムーズに解決できたことに安心されたご様子でした。「怪我が原因で家を手放すことになりましたが、子どもたちの生活を守ることができて本当に良かったです。競売を避けられて、家族にも知られずに済んだことが何より嬉しいです」と話されており、再スタートに向けた一歩を踏み出されています。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者
瀧 基洋
得意分野 |
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資格 |
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宅地建物取引主任者試験の合格をきっかけに不動産業界に就職しました。 これまで分譲住宅の新築販売、中古住宅の仲介業務、分譲住宅の土地仕入、開発業務等を中心に経験をしてまいりました。不動産業務に従事した頃はバブル経済が崩壊し、不動産価格の下落、企業破綻等を身近で経験をしてまいりました。事業破綻により住宅ローンの返済が出来ないというお客様からのご相談を受け、任意売却に取り組んだのが、私がこの業務に携わるきっかけでした。昨今ではコロナ禍での住宅ローンの返済変更(リスケジュール)からの通常返済に戻ってしまい返済が滞る事案が急増しているように感じます。それらさまざまな住宅ローン問題のアドバイスを行い皆様のお力になりたいと思います。