新築マンション購入後4ヶ月で離婚、分割返済を選択した売却ケース
担当者
- ADR
- 任意売却取扱主任者
- 宅地建物取引士
新卒にて不動産仲介会社に就職後、自身のお客様がローンの滞納や離婚を機に競売にかけられてしまうことを経験。そういった方を少しでも減らすために任意売却に注力。
結婚と同時に新築マンションを購入するも、わずか4ヶ月で離婚。ローン返済が進まないまま売却を検討
- エリア兵庫県神戸市中央区
- 職業会社員
- 家族ご夫婦のみ
- 物件種別マンション
- 残債3,790万円
- 売却価格3,290万円
F夫妻は、結婚を機に憧れの新築タワーマンションを購入しました。しかし、わずか4ヶ月で性格の不一致が原因となり、離婚を決意。共働きの収入を前提に住宅ローンを組んでいたため、離婚後はどちらも単独でローンを支払うことが難しく、マンションを売却する必要がありました。 ただし、購入から半年も経っていない新築物件であったため、ローンの返済はほとんど進んでおらず、売却しても約500万円の残債が残る状況でした。「この状態で売れるのか…?」と不安を抱えながら、ご相談いただきました。
金融機関との交渉に時間を要したものの、スムーズな売却へ
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
まずは、住宅ローンを借りている金融機関に状況を説明し、任意売却の申請を行いました。しかし、新築マンションを購入して半年も経たないうちに売却を希望するケースは珍しく、金融機関からは「住宅ローン詐欺の可能性はないか?」と疑われ、承認を得るまでに約2ヶ月の時間を要しました。 その後、無事に金融機関から任意売却の許可を得ることができ、販売活動を開始。築浅で立地も良かったため、買い手はすぐに見つかり、比較的スムーズに売却することができました。
今回の事例のポイント
今回のように、新築のタワーマンションを短期間で売却する場合、金融機関の審査が厳しくなることがあります。特に、ローン返済がほとんど進んでいない段階では、「計画的な売却ではないか?」と疑われやすいため、しっかりと事情を説明し、慎重に進めることが重要です。 幸いにも、物件の人気が高かったため、早期に買い手が見つかり、売却が成立しました。
自己破産ではなく、分割返済を選択。新たな人生へ
売却後、残ったローンはご夫婦で折半することになり、月々8万5千円ずつ返済する形となりました。収入は安定していたため、3年強で完済できる見込みです。 「自己破産も考えましたが、新たな借入が7年間できなくなるのは困るので、分割返済を選びました。このローンが無くなるまでに新しい出会いを見つけたいと思います」と、ご主人は前向きな気持ちでお話しくださいました。 新築購入後すぐの離婚という厳しい状況でしたが、任意売却という選択をしたことで、最小限の負担で解決することができました。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者
藁科 暁
得意分野 |
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資格 |
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新卒にて不動産仲介会社に就職後、たくさんのお客様からご契約を頂く中で自身のお客様がローンの滞納や離婚を機に競売にかけられてしまうことを経験。 当初は弊会の資格を受験し加盟店として業務に従事している中でご縁が生まれ、弊会の相談員となることとなった。 長年、地域密着の不動産を対応していた経験を活かした多角的な提案や解決方法が強み。