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任意売却の最適な相談先は?信頼できる相談先の選び方について徹底解説!

更新日 2025-05-03

瀧 基洋

記事監修者

瀧 基洋

バブル崩壊を経験し、住宅販売・仲介・開発に従事。
事業破綻による住宅ローン問題を機に任意売却に注力し、返済相談を支援。

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住宅ローンの返済が滞ると、最悪の場合は競売に発展するおそれがあります。

こうした事態を避けるためには、冷静な判断と適切な相談先の選定が欠かせません。

任意売却という選択肢がありますが、「どこに相談すべきか」「誰を頼るべきか」と悩む方も多いはずです。

そこでこの記事では、任意売却の相談先や選び方、避けるべき業者の特徴について分かりやすく解説します。

任意売却をお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

まずはご自身の状況を理解することが重要!

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任意売却は相談先を慎重に選ぶ必要がある

任意売却を成功させるには、相談先を慎重に選ぶことが重要です。

なぜなら任意売却の相談先を誤ると、売却条件が不利になる可能性があるからです。

以下の5つの理由から、相談先は慎重に見極めることが求められます。

  • 1.専門知識を持たない不動産会社も存在する
  • 2.金融機関との交渉が売却成功のカギとなる
  • 3.実績の乏しい業者では対応が困難
  • 4.タイムリミットがある
  • 5.悪徳業者にあたるリスクがある

次に、それぞれ1つずつ解説します。

1.専門知識を持たない不動産会社も存在する

任意売却は、通常の不動産売却とは異なり、競売や法的手続きに関する専門的な知識が求められます。

こうした知識が不足している不動産会社に依頼してしまうと、手続きが円滑に進まず、売却が失敗に終わるリスクがあります。

2.金融機関との交渉が売却成功のカギとなる

任意売却には、債権者である金融機関の同意が必要です。

そのため、交渉に慣れ、信頼関係を築いている業者に依頼することが大切です。

経験が浅い業者では、希望する条件での売却が難しくなるおそれがあります。

3.実績の乏しい業者では対応が困難

任意売却の経験が少ない不動産会社では対応力に不安があり、売却が成功しにくい傾向があります。

その結果、競売に至るリスクが高まるのです。

一方、実績が豊富な業者であれば、過去の経験を活かして手続きや債権者との交渉を円滑に進められます。

また、金融機関や債権回収会社との信頼関係が築かれていることも多く、有利な条件での売却につながりやすくなります。

4.タイムリミットがある

任意売却は、競売開札期日前日までに成立させなければなりません。

業者選びに失敗すると時間の余裕がなくなり、売却自体が困難になる可能性があります。

また、売却後も住み続けられる方法はありますが、準備や債権者との交渉に時間を要します。

こうした選択肢を検討するためにも、早めに信頼できる相談先を見つけることが重要です。

5.悪徳業者にあたるリスクがある

任意売却の相談先のなかには、残念ながら悪徳業者が紛れていることもあります。

高額な手数料を請求したり、不安をあおって即決を迫ったりするケースも存在します。

このようなトラブルを避けるためにも、事前にしっかりと情報収集を行うことが大切です。

まずはご自身の状況を理解することが重要!

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任意売却の相談先の候補

任意売却を検討する際、相談先として主に次の3つが挙げられます。

  • 1.法律の専門家
  • 2.借入先の金融機関
  • 3.不動産会社

それぞれに特徴があり、状況に応じて適した相談先を選ぶことが重要です。以下で詳しく紹介します。

1.弁護士や司法書士などの法律事務所

任意売却とあわせて債務整理も検討している場合は、弁護士や司法書士などの法律専門家への相談が適しています。

とくに、自己破産する場合や、住宅ローン以外の借金を抱えている方が対象です。

ただし、法律専門家は不動産の売却には対応していないため、任意売却自体は不動産会社に依頼するのが一般的です。

着手金や相談料がかかる場合もあるため、費用面も含めて慎重に検討する必要があります。

2.借入先の金融機関

住宅ローンの返済が一時的に厳しい場合でも、返済額の見直しによって支払いを続けられるケースがあります。

具体的に、下記のケースのようなときは、借入先である金融機関への相談が適しています。

  • 毎月の返済額を減らせば払える
  • 返済期間を延ばせば月々の負担が軽くなる(学費や医療費の出費が重なっている場合など)

金融機関が返済条件の見直しを提案してくれることもありますが、債権者である以上、自社の回収を優先する立場です。

そのため、任意売却を希望しても思うように進まないことがあります。

また、紹介される業者も債権者寄りになる傾向があるため、注意が必要です。

3.不動産会社

任意売却の相談先として、最も一般的で現実的なのが不動産会社です。

とくに、持ち家を売却する意思が固まっている場合には、不動産会社への相談が適しています。

ただし、任意売却は通常の売却とは異なり債権者との交渉や残債の処理など、専門的な対応が求められます。

そのため、弁護士や司法書士と連携していれば、債務整理が必要になった場合でも、一貫したサポートが受けられる点も安心です。

任意売却に必要な知識と資格

任意売却を成功させるには、不動産・債務・法律に関する専門知識と資格が欠かせません。

とくに以下の3点は、相談先を選ぶ際の重要なポイントとなります。

  • 宅地建物取引業の免許
  • 債務交渉の知識と経験
  • 法律に基づく手続きの理解

次にそれぞれ1つずつ解説します。

宅地建物取引業の免許

任意売却は不動産取引に該当するため、対応できるのは宅地建物取引業の免許を持つ不動産会社に限られます。

そのため、相談する際は、免許を保有しているかどうかを必ず確認することが重要です。

債務交渉の知識と経験

任意売却では、売却後に残る債務の処理まで見据えた対応が必要です。

金融機関との交渉は不可欠であり、債務整理の知識と実績を持つ専門機関のサポートが成功のカギとなります。

法律に基づく手続きの理解

任意売却は債務整理の一環であり、民法や民事執行法などの法的知識が必要となります。

こうした手続きを適切に進めるには、法律に詳しい弁護士や司法書士と連携している不動産会社を選ぶことが重要です。

まずはご自身の状況を理解することが重要!

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任意売却の相談を避けるべき業者の7つの特徴

任意売却を成功させるには、信頼できる専門家と手続きを進めることが重要です。

しかしなかには、債務者の不安や焦りにつけ込み、不当な対応をする悪質な業者も存在します。

ここでは、任意売却の相談先として避けるべき業者の特徴を紹介します。

  • 1.競売情報をもとに営業してくる
  • 2.仲介手数料以外の費用を請求する
  • 3.相談直後に即決を迫る
  • 4.メリットばかりを強調する
  • 5.引っ越し代の支払いを確約する
  • 6.実績を明示していない
  • 7.対応が遅い

1.競売情報をもとに営業してくる

競売情報をもとに、突然電話や訪問で営業をかけてくる業者には注意が必要です。

なかには、宅地建物取引業の免許を持たずに営業活動をしているケースもあります。

免許のない業者は、任意売却を合法的に取り扱えないため、依頼先としては不適切です。

2.仲介手数料以外の費用を請求する

宅地建物取引業者は、媒介業務において仲介手数料以外の費用を請求することは、法律で禁止されています。

そのため、次のような費用を請求された場合は、法律違反にあたります。

  • 着手金
  • コンサルタント料
  • 販売活動費
  • カウンセリング料
  • 相談料

こうした不当な請求には応じる必要はありません。

契約前に内容を十分に把握し、納得できない費用はしっかりと確認することが重要です。

3.相談直後に即決を迫る

任意売却の相談者の多くは、不安や焦りを抱えて相談に訪れます。

そのため、相談者の不安を丁寧に聞き取り、納得できる解決策を提示することが重要です。

しかしなかには、十分な説明を行わず、初回の相談で契約を急がせる業者も存在します。

こうした業者は、相談者の立場に寄り添った対応をしているとはいえず、注意が必要です。

4.メリットばかりを強調する

任意売却は万能ではなく、失敗することもあります。

そのため、デメリットに触れず、メリットだけを強調する業者には注意が必要です。

とくに、以下のようなセールストークには要注意です。

  • 絶対に成功する
  • すべての悩みが解決する

このような言葉には根拠がなく、現実的ではありません。

安易に信用せず、慎重に見極めることが大切です。

5.引っ越し代の支払いを確約する

引っ越し費用は、債権者との交渉次第で捻出できる場合がありますが、必ず確保できるものではありません。

そのため、以下のようなセールストークを行う業者には注意が必要です。

  • 引っ越し代を必ず出します
  • 100万円保証します

信頼できる不動産会社であれば、このような確約は行いません。

なお、実際に支給される場合でも、金額の上限はおおむね30万円程度にとどまります。

6.実績を明示していない

解決事例や件数などを公表していない会社は、任意売却の経験が乏しい可能性があります。

信頼できる会社かどうかを判断するには、具体的な実績を確認することが重要です。

7.対応が遅い

レスポンスが遅かったり、対応が雑だったりする会社は、任意売却の相談先として適切ではありません。

任意売却は期限のある取引であるため、迅速に対応できる会社を選ぶことが成功のカギとなります。

まずはご自身の状況を理解することが重要!

住宅ローン危険度診断

任意売却の専門家集団にご相談ください。

任意売却を成功させるには、信頼できる相談先を見つけることが何よりも重要です。

複雑な手続きや債権者との交渉、法的な判断が求められる場面も多いため、慎重な対応が欠かせません。

誤った選択をしてしまうと、時間のロスや不利な条件での売却につながるおそれもあります。

全国任意売却協会は、住宅ローン問題や競売の不安を抱える方を支援する非営利団体です。

当協会では任意売却に強い不動産会社や弁護士、司法書士と連携し、ご相談者さまを総合的にサポートしています。

一人ひとりの状況に応じた最適な解決策をご提案いたします。

住宅ローンの滞納にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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