ステップローン
ステップローンとは、2005年に廃止された年金住宅融資の一種で、「ステップ返済」とも呼ばれています。 このローンの特徴は、借入から5年間は低金利で返済負担が軽いものの、6年目以降に金利が上昇し、返済額が大幅に増加する仕組みになっていた点です。 そのため、金利上昇後に返済が困難になり、滞納するケースが多発したことから、短期間で廃止されました。
しかし、ステップローンを利用した人の中には、金利上昇後の返済負担に耐えられず、住宅ローンの支払いが厳しくなっている人も少なくありません。 特に、当初の低金利を前提に資金計画を立てた人にとっては、返済額の急増が大きな負担となり、結果的に競売や任意売却を余儀なくされるケースが増加しています。 現在も、ステップローンの影響による住宅ローン問題は続いており、金融機関や債務者にとって大きな課題となっています。