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最高価買受申出人(さいこうかかいうけもうしでにん)

最高価買受申出人とは、競売において最も高い金額で入札し、裁判所の執行官によって落札候補者として選ばれた人のことを指します。

競売の入札が締め切られると、入札者が立ち合いのもとで開札が行われ、すべての入札書が開封されます。その後、執行官が一番高額な入札を行った人の名前と金額を読み上げ、仮の落札者として「最高価買受申出人」となります。ただし、この段階で競売が正式に成立するわけではありません。裁判所は、最高価買受申出人が適格であるかを慎重に審査し、問題がなければ売却を許可します。この審査では、債務者本人が落札しようとしていないか、競売の妨害を目的とした人物でないか、未成年者ではないかなどの点を確認します。

さらに、過去に競売に関する違反歴がある者や、不正な手段で入札を行った疑いがある場合も審査対象となります。売却許可が下りれば、最高価買受申出人は正式な落札者となり、定められた期間内に代金を支払うことで物件の所有権を取得できます。競売では市場価格より低い価格で物件を取得できる可能性がありますが、権利関係や引渡しの手続きなど慎重に進めるべき点も多いため、入札の際は十分な情報収集が必要です。

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