代位弁済（だいいべんさい）
代位弁済とは、ローンの支払いが滞った際に、債務者（ローンを借りた人）に代わって保証会社（第三者）が返済を行うことを指します。住宅ローンを滞納すると、まずは銀行（貸主）から「支払いをしてください」と督促を受けます。この期間は通常1〜6か月程度です。滞納が続き、銀行が「これ以上ローン契約を維持できない」と判断すると、保証会社に対して代位弁済を依頼します。保証会社が銀行にローン残高を一括で支払い、銀行はこれによって債権を回収します。代位弁済が行われると、債務者は今度は保証会社に対してローンの返済をする義務を負うことになります。保証会社への返済は通常、一括請求されますが、支払いが難しい場合は任意売却を行い、その売却代金をローン返済に充てることが一般的です。それでも残った債務については、分割返済となるケースが多いです。
