残債務（ざんさいむ）

残債務とは、住宅ローンや借金などの返済途中に残っている未返済の金額のことです。「借入残高」や「ローン残高」とも呼ばれます。

不動産を売却する際には、この残債務を売却代金で完済できるかどうかが非常に重要なポイントとなります。売却代金が残債務を上回る場合、売主は完済後に手元に資金を残すことができますが、売却代金が残債務を下回る場合、「オーバーローン」となり、売主は自己資金で不足分を補う必要があります。自己資金で補えない場合は、売却自体が困難になります。

残債務の正確な金額は、借り入れ先の金融機関から発行される「残高証明書」などで確認できます。特に、不動産売却を検討する際には、事前に残債務額を正確に把握し、売却価格の目安と比較することが不可欠です。