残債（ざんさい）

残債とは、住宅ローンや借入金など、現時点でまだ返済が完了していない借金の残りの金額のことです。「ローン残高」とも呼ばれます。

不動産投資の文脈では、購入した物件に対して組んだローンの残りの金額を指します。例えば、3,000万円のローンを組み、これまでに500万円を返済した場合、残債は2,500万円となります。この残債が、売却価格よりも多い「オーバーローン」の状態になると、売却時に残債を完済するための資金を自己資金から用意する必要が出てくるため、不動産投資において残債の状況を把握しておくことは非常に重要です。

残債は毎月の返済によって徐々に減っていきますが、返済計画や金利の種類（固定金利・変動金利）によって、その減り方は異なります。また、繰り上げ返済を行うことで、残債を大きく減らし、利息負担を軽減することができます。