買受可能価額(かいうけかのうかがく)
買受可能価額とは、競売の入札における最低入札価格のこと を指します。不動産が競売にかけられる際には、不動産鑑定士による調査を基に「売却基準価額」が設定され、これは競売での目安となる金額です。 買受可能価額は、この売却基準価額の8割に相当する金額 で、入札はこの金額以上でなければできません。 また、入札の際には売却基準価額の2割を保証金として納付する必要があります。
ワンポイント
競売物件をできるだけ安く購入したいと考える人は多いですが、すべての物件が買受可能価額で落札されるわけではありません。 人気の高い物件や流通性のある物件では、売却基準価額以上の金額で落札されるケースも多いため、市場の動向を見極めることが重要です。