夫の逮捕により住宅ローン返済困難に、任意売却で前向きな生活再建へ
思いがけない夫の逮捕、返済困難で協会へ相談
- エリア埼玉県川越市
- 職業会社員（奥様）
- 家族夫（服役中）
- 物件種別高層マンション
- 残債—
- 売却価格—
Oさんはご主人と共働きで生活していましたが、ご主人が恐喝容疑で逮捕・実刑判決を受けたことで、世帯収入が激減。購入した高層マンションの住宅ローンの約7割を夫の収入に頼っていたため、奥様一人では返済の継続が困難となりました。「このままでは競売になってしまう」と強い不安を抱える中、他に選択肢がないかを探し、当協会にご相談されました。
任意売却による債務整理と生活再建のご提案
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
ご主人の長期不在と将来的な再就職の不確実性を踏まえ、ローンの条件変更では解決が難しいと判断。Oさんの生活を安定させるため、任意売却による早期解決をご提案しました。債権者が任意売却に前向きな姿勢だったこともあり、交渉はスムーズに進行。販売開始から約3か月半で売却が成立しました。
今回の事例のポイント
・住宅ローンの主たる債務者が不在という特殊事情に対応
・任意売却に理解ある債権者との調整で迅速な対応
・ご家族の精神的ケアにも重点を置いた丁寧な支援
・刑務所面談などを含む柔軟な対応力とサポート体制
任意売却完了後、夫の出所を支えながら再出発
任意売却後、Oさんは川越駅近くの賃貸住宅に転居し、仕事を続けながら安定した生活を送っています。売却後に残った債務については、毎月5,000円ずつの分割払いで債権者と合意済み。将来的にはご主人の就職状況に応じて返済額を増やす予定です。「主人のいない生活は不安でしたが、丁寧に対応していただき心が救われました。今は出所後にまた2人でやり直す準備をしているところです」と語るOさん。前向きな気持ちを取り戻し、再スタートに向けて歩み始めています。
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今回の担当者
瀧 基洋
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宅地建物取引主任者試験の合格をきっかけに不動産業界に就職しました。 これまで分譲住宅の新築販売、中古住宅の仲介業務、分譲住宅の土地仕入、開発業務等を中心に経験をしてまいりました。不動産業務に従事した頃はバブル経済が崩壊し、不動産価格の下落、企業破綻等を身近で経験をしてまいりました。事業破綻により住宅ローンの返済が出来ないというお客様からのご相談を受け、任意売却に取り組んだのが、私がこの業務に携わるきっかけでした。昨今ではコロナ禍での住宅ローンの返済変更(リスケジュール)からの通常返済に戻ってしまい返済が滞る事案が急増しているように感じます。それらさまざまな住宅ローン問題のアドバイスを行い皆様のお力になりたいと思います。
