社長の自宅を守りたいという切実なケース

事業悪化による競売開始、自宅を手放さずに済む道を模索
- エリア東京都港区
- 職業輸入卸業(経営者)
- 家族—
- 物件種別借地権付きマンション
- 残債—
- 売却価格4,300万円
Iさん(75歳)は東京都港区にて輸入卸業を経営されていた社長さん。コロナ禍で取引先からの入金が滞るなどの影響を受け、資金繰りに行き詰まりました。自宅を担保に融資を受けていたため、事業不振が自宅の競売という事態にまで発展。「なんとか自宅だけは守れないか」と切実な思いで当協会へご相談いただきました。
借地権や地主トラブルを乗り越え、4,300万円で任意売却を成立
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
物件は借地権付きの古いマンションで、建物に修繕計画がなく、地代を巡るトラブルも長年抱えている状況。さらに、所有権移転には地主の承諾書が必要で、高額な承諾料も発生するなど、多くのハードルがありました。
そうした状況下でも、早期に動き出すことで、地権者・金融機関双方と交渉を重ね、任意売却を実現。最終的に4,300万円での売却が成立し、残債も完済されました。
今回の事例のポイント
本件は、経営者であるIさんの「事業資金確保のための自宅担保化」が背景にあり、個人と法人の債務が複雑に絡む難易度の高い案件でした。また、借地権物件特有の調整事項や、地主・金融機関・買主など多くの関係者との交渉が必要となるなか、早期相談により的確な戦略を立てられたことが、解決の決め手となりました。
家族の近くで穏やかな暮らしへ、会社も冷静に整理対応中
売却後、Iさんはご長男ご家族の近くに転居。毎日お孫さんと触れ合う時間を持ちながら、これまでとは違う穏やかな暮らしをスタートされています。経営者としての孤独を乗り越え、家族とともに再出発されています。
会社についても、不渡りリスクを回避するため、関係各所への影響を最小限にとどめながら整理手続きを進行中。「自宅だけはなんとか守りたかった」という強い想いが、最善の形で実を結んだ案件となりました。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者

瀧 基洋
| 得意分野 |
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宅地建物取引主任者試験の合格をきっかけに不動産業界に就職しました。 これまで分譲住宅の新築販売、中古住宅の仲介業務、分譲住宅の土地仕入、開発業務等を中心に経験をしてまいりました。不動産業務に従事した頃はバブル経済が崩壊し、不動産価格の下落、企業破綻等を身近で経験をしてまいりました。事業破綻により住宅ローンの返済が出来ないというお客様からのご相談を受け、任意売却に取り組んだのが、私がこの業務に携わるきっかけでした。昨今ではコロナ禍での住宅ローンの返済変更(リスケジュール)からの通常返済に戻ってしまい返済が滞る事案が急増しているように感じます。それらさまざまな住宅ローン問題のアドバイスを行い皆様のお力になりたいと思います。