管理費滞納が深刻な競売目前、管理組合交渉で解決し安心生活再建したケース

担当者
- ADR
- 任意売却取扱主任者
- 宅地建物取引士
- フィナンシャルプランナー
新卒より大手デベロッパーの新築マンション販売業務に従事。その後、不動産仲介、買取再販事業も経験している不動産歴18年のベテラン。
管理費の滞納が膨らみ競売目前に、解決を模索し相談へ

- エリア千葉県松戸市
- 職業医療関係
- 家族子
- 物件種別マンション
- 残債1,280万円
- 売却価格580万円
Bさんは、医療関係の仕事をしながら一人でお子さんを育てていました。夜勤や不規則な勤務が続く中で、管理費や住宅ローンの支払いが後回しになり、気づけば滞納が積み重なっていました。特に、管理費の滞納額が500万円近くに達し、管理組合から「区分所有法59条競売(追い出し競売)」の申し立てを受ける寸前の状態でした。 もし競売にかけられれば、申立費用などが追加で発生し、さらに負担が増えてしまう状況の中、住宅ローンの滞納も始まっていました。「このままでは競売になってしまう。できるだけ早く解決したい」と考え、当協会へ相談されました。
管理組合との交渉を行い、競売回避に成功
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
Bさんのケースでは、競売手続きが目前に迫っていたことが最大の課題でした。管理組合は、滞納額が大きいため、売却だけでは全額回収できない可能性があることから、競売を進める意向を示していました。 当協会では、まず管理組合との交渉を最優先し、売却による返済で滞納を解消できるよう減免交渉を実施しました。結果として、約150万円の減免を管理組合に承諾してもらい、売却が可能な状況を整えました。 さらに、Bさんは過去に自己破産をしていたものの、住宅ローンの債務は免責対象外となっていたため、売却後も残債の分割返済が必要でした。この点についても債権者と調整を行い、無理のない範囲での返済計画を立てることができました。
今回の事例のポイント
このケースでは、管理費の滞納額が非常に大きく、競売申し立て直前であったこと、さらに住宅ローンの残債が自己破産の免責対象外だったことが大きな課題となっていました。管理費の滞納は、競売が開始されると申立費用などが追加され、最終的な負担が増えるため、できる限り早急な対応が求められました。 そのため、管理組合・抵当権者・Bさんとの三者の利害調整を慎重に進めたことが成功の鍵となりました。特に、管理組合からの減免を得ることができたことで、売却金での返済が可能になり、結果として競売を回避することができました。住宅ローンの残債についても、無理のない分割返済が可能になり、Bさんが今後の生活を安定させるための道筋をつけることができました。
管理費の滞納問題が解決し、安心して生活を再建
Bさんは、今回の売却を通じて長年抱えていた管理費の滞納を解消し、また、住宅ローンの返済も無理のない範囲で進められるようになりました。 「夜勤もあり、生活リズムが崩れがちで、支払いがルーズになってしまっていました。管理組合には長年ご迷惑をかけてしまい、正直申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、今回、任意売却によってすべてを清算できて本当に助かりました。 仕事柄、返信が遅くなってしまうことも多かったのですが、相談員の方がリアルタイムで対応してくださり、安心して任せることができました。無事に解決へと導いていただき、とても感謝しています。」 Bさんは現在、新しい住まいで生活を再スタートされています。今回の売却によって、長年の滞納から解放され、心の負担も軽くなったとのことです。
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今回の担当者

小出 裕也
得意分野 |
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資格 |
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新卒より大手デベロッパーの新築マンション販売業務に従事。リーマンショックにより会社が破綻後、 仲介および販売代理の業務に従事。20代で不動産仲介業の新規立ちあげを行い、その後、リノベーション事業を行う買取再販事業に従事。その折に任意売却物件に出会い、現在に至る。 不動産を購入する方の気持ちを理解し、常用されるローンの組み方にも実感を持っている為、不動産を手放さなければならない状況に少しでも活路がないか、最後まで策を講じます。 何を最優先にすべきか決めることは大変なことです。 まずは情報を整理して、希望を捨てずに頼っていただける存在を目指します。