父との縁切りを望み、親族間売買で精神的負担を解消したケース

父親との縁を切るため、親族間売買を希望し相談へ

男性
- エリア埼玉県川口市
- 職業会社員
- 家族祖父・父・本人・妻・子供
- 物件種別戸建
- 残債830万円
- 売却価格1,480万円
Kさんのご両親は数年前に離婚されました。離婚の原因は、父親の浪費や女性関係の問題。離婚後、父親は家を出ましたが、Kさんが住んでいる自宅の持分を依然として所有していることが発覚。Kさんは、父親と完全に縁を切るため、親族間売買を行い、父親の持分を外したいと考えました。 また、Kさんは祖父から土地の持分を相続。しかし、祖父は介護施設に入っており、寝たきりの状態。この状況で売買が可能なのか、また通常の金融機関では融資が難しいと言われたが、親族間売買を実現できる方法がないかという相談をいただきました。
オンライン面談を活用し、親族間売買を成立へ
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
Kさんのご家族は、できるだけ父親と関わりを持ちたくないと強く希望されていました。しかし、親族間売買を進めるには、父親との交渉が不可欠。そこで、対面でのやり取りを避けるため、当協会のオンライン相談システムを活用し、父親との交渉を行うことにしました。 また、親族間売買の際には、金融機関の融資が難しいケースが多いため、Kさんのケースに適した融資先を選定。並行して、祖父の持分については、相続登記を進める必要があるため、司法書士と連携しながら遺産分割協議をサポートしました。
今回の事例のポイント
本件では、親族間売買の手続きをスムーズに進めるために、父親との直接のやり取りを避けながら交渉を進めた点が大きなポイントでした。 通常、親族間売買は第三者間の売買と異なり、金融機関の融資審査が厳しくなる傾向があります。また、今回のケースでは、祖父の持分の相続登記が未了だったため、遺産分割協議を先に完了させる必要があった点も課題となりました。 さらに、コロナ禍という状況もあり、オンライン相談を活用することで、遠方に住む父親との交渉を円滑に進められたことが、スムーズな解決につながりました。
無事に親族間売買が成立し、精神的なストレスから解放へ
Kさんは、親族間売買によって父親との縁を完全に断つことができたことで、大きな安堵感を得られました。 「これでやっと縁が切れる」 これは、Kさんが手続き完了後、開口一番に発した言葉です。ご家族の皆様も、「本当に良かった」と涙ぐむほど、精神的な負担が大きかったことがうかがえました。 また、Kさんは、「売買代金の残金は通常の持分の割合で配分しなくてもいい。全部父親にくれてやるくらいの気持ちだった」と話されるほど、強い思いを抱えていたようです。 今回、通常の金融機関では融資が難しいと断られていましたが、当協会のサポートにより、無事に親族間売買を成立させることができたことで、「本当に助かりました」との感想をいただきました。 現在は、Kさんの奥様も妊娠中ということもあり、早期にこの問題を解決できたことで、安心して新しい生活を迎えられるとのことです。
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今回の担当者

河手 明久
得意分野 |
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資格 |
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新卒にて主に投資用不動産の仕入れを行う不動産会社に就職。営業をする中で、差押、競売等の登記が入った不動産の所有者様とお話しするうちに任意売却というワードを知り、この分野への興味が湧いたことを機に任意売却を専門とする不動産会社に転職。任意売却を一から学び、資格を取得し晴れて協会の相談員となった。活力と誠実さが強み。