経営難による住宅ローン滞納、任意売却から親族間売買に切替えたケース
担当者
- ADR
- 任意売却取扱主任者
- 宅地建物取引士
新卒にて不動産仲介会社に就職後、自身のお客様がローンの滞納や離婚を機に競売にかけられてしまうことを経験。そういった方を少しでも減らすために任意売却に注力。
経営難による住宅ローン滞納と競売通知により相談に
54歳
- エリア東京都荒川区
- 職業会社経営（54歳）
- 家族奥様
- 物件種別戸建
- 残債2,000万円・税金380万円
- 売却価格1,880万円
ご主人が経営する会社の収入が減少し、住宅ローンの支払いが厳しくなっていました。滞納が続く中で競売開始決定の通知が届き、状況の深刻さを改めて実感。当初は近隣の不動産会社に相談し、売却の方向で進めていましたが、その不動産会社には任意売却の専門知識がなく、競売のリスクを回避するための適切な対応が取れない状態でした。 競売の通知を受けて不安を感じたご夫婦は、改めて調べた結果、任意売却に詳しい当協会を見つけ、ご相談に来られました。
任意売却から親族間売買へ切り替え、住み続ける形で解決
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
最初は、一般の購入希望者に売却する任意売却で進めていました。しかし、奥様が「どうにかして住み続けることはできないか」と強く希望され、ご家族で話し合いの場を設けた結果、親族間売買の可能性を検討することになりました。 ご夫婦の親族関係を詳しくお伺いし、奥様の姉妹が収入面で安定していることがわかりました。そこで、姉妹に購入をお願いし、ご夫婦は賃貸という形で住み続ける方法をご提案。慎重に話し合いを進めた結果、姉妹が快諾し、無事にローンを組むことができました。 この方法により、競売を避けるとともに、ご夫婦は愛着のある自宅に住み続けることができました。
今回の事例のポイント
親族間売買を成功させるには、家族の理解と協力が不可欠です。今回は、奥様の姉妹がローンを組む形で購入し、賃貸として住み続ける方法を取ることで、競売を回避しながら住み続けることができました。 また、専門知識のない不動産会社に最初に相談したことで、競売のリスクが高まり、心理的な負担が増してしまいました。任意売却を検討する際は、早い段階で専門知識を持つ機関に相談することが重要です。
無事に契約を終え、住み慣れた家で新たな生活をスタート
事業を継続するため自己破産はせず、姉妹へ家賃を支払いながら生活を続けておられます。親族間売買という選択により、競売を回避しながら住み続けることができたことで、ご夫婦の安心感も大きかったようです。 「他人の所有物になってしまうと考えるとどうしても住み続けたかったので、家族に頼る決断をしました。姉妹がローンを組んでくれたことに感謝していますし、協会のサポートで希望通りに進めてもらい、本当に助かりました」と話してくださいました。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者
藁科 暁
| 得意分野 |
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| 資格 |
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新卒にて不動産仲介会社に就職後、たくさんのお客様からご契約を頂く中で自身のお客様がローンの滞納や離婚を機に競売にかけられてしまうことを経験。 当初は弊会の資格を受験し加盟店として業務に従事している中でご縁が生まれ、弊会の相談員となることとなった。 長年、地域密着の不動産を対応していた経験を活かした多角的な提案や解決方法が強み。
