催告書(さいこくしょ)
催告書とは、住宅ローンなどの支払いが遅れた際に、金融機関などの債権者が債務者に対して送る正式な請求書です。
この書類には、「○月○日までに○○円を入金してください」といった支払期日や未払い金額が明記されており、滞納が続くと送付されます。金融機関によっては、同じ内容の催告書が繰り返し送られたり、より強い警告を含んだ「最終督促状」といった名称の書類が送られることもあります。
通常、この段階ではまだ支払いの猶予がある場合が多いですが、無視し続けると「期限の利益の喪失通知」が届き、分割返済が認められなくなる可能性があります。さらに、支払いがないまま放置すると、最終的には代位弁済や競売に進む恐れがあります。
催告書が届いたら、単なる督促の一つと軽く考えず、すぐに金融機関と連絡を取り、支払いの相談をすることが重要です。放置すると状況が悪化し、より厳しい手続きに移行してしまうため、早めの対応が求められます。