離婚後10年、慰謝料・養育費代わりの住宅ローンを任意売却で解決!収入減による重圧から解放され再出発したSさんのケース
担当者
- ADR
- 任意売却取扱主任者
- 宅地建物取引士
新卒にて不動産仲介会社に就職後、自身のお客様がローンの滞納や離婚を機に競売にかけられてしまうことを経験。そういった方を少しでも減らすために任意売却に注力。
慰謝料・養育費代わりの住宅ローンが、収入減により支払い困難に
- エリア埼玉県朝霞市
- 職業会社員
- 家族—
- 物件種別戸館
- 残債1,700万円
- 売却価格830万円
原因と相談するにいたたった背景
埼玉県朝霞市にお住まいのSさん(44歳)は、10年ほど前に離婚が成立し、ご自身は家を離れ、元奥様とお子様が住む自宅の住宅ローンを、慰謝料と養育費代わりに支払い続けていました。
しかし、最近の転職による収入減で、ご自身の生活費にも圧迫を感じるようになり、住宅ローンを払い続けることが難しくなりました。金銭的な苦しさから、このままではいけないと、ご自宅の売却について私たちにご相談くださいました。
任意売却と自己破産をご提案し、ご依頼者様の生活を最優先に解決
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
Sさんは転職したばかりだったため、私たちはお仕事に専念できる環境を作ることを最優先とし、債権者や元奥様との連絡関係の一切がSさんへ行かないよう配慮しました。
元奥様は退去には応じてくれましたが、室内に生活用品一式を残したまま出ていかれてしまい、その荷物の撤去に最も労力がかかりました。しかし、こうした困難を乗り越え、ご希望の方向で解決へと導くことができました。
今回の事例のポイント
この事例の最大の課題は、離婚後の特殊な金銭関係(住宅ローンが慰謝料・養育費代わり)でした。私たちは、転職直後のSさんの精神的な負担を最小限にすることを最優先とし、すべての交渉代理と、元奥様が残していった残置物処理といった複雑な実務作業まで代行しました。これにより、Sさんはご自身の生活再建に専念しながら、スムーズに任意売却と自己破産の手続きを進めることができました。
自己破産で重圧から解放され、心機一転、再スタートへ
解決後の生活と再スタート
ご自宅の売却後には多額の残債が残ることから、Sさんは自己破産の手続きに進む予定となっています。
Sさんは「養育費・慰謝料代わりの住宅ローンでしたので、離婚後も責任もってやり続ける自信はあったのですが、自分の生活も苦しくなってしまい、自分一人ではどうすることもできず相談させてもらいました」と話してくださいました。
「困ったことや不安なことも相談に乗っていただけて、心より感謝しています。自己破産する形にはなりますが、気持ちを新たに一歩踏み出すことができます。今回はお力を貸していただきありがとうございました」と、新たな決意を伝えてくださいました。
Sさんは、離婚後の責任と経済的な現実に直面しましたが、この問題を解決したことで、心機一転、新しい生活を手に入れられました。私たちは、ご依頼者様が精神的な負担なく再スタートできるよう、きめ細やかなサポートを行っています。
今回の担当者
藁科 暁
離婚時に養育費や慰謝料の代わりに住宅ローンを支払うケースが増えていますが、今回のようにスムーズに退去が進むのは稀で、退去拒否により売却自体が困難になることもあります。経済的に厳しい状況や離婚後の関係悪化がある場合、後々のトラブルを防ぐためにも、住宅ローンを代償にするのではなく、離婚時に解決しておくべきです。第三者が間に入ることで話し合いが円満に進むことが多いため、お悩みの方は、お早めにご相談ください。養育費や慰謝料代わりの住宅ローンでお困りの場合も、多くの類似ケースを解決してきた私たちがお力になります。年中無休 9:00~20:00のフリーダイヤル 0120-963-281(クロウサルニンバイ)または24時間受付の無料相談フォームへいつでもご連絡ください。