コロナ禍での解雇と病気…任意売却で療養と再出発を両立させたケース
コロナ禍での解雇と病気、住宅ローンを清算するため相談に
- エリア東京都府中市
- 職業無職
- 家族—
- 物件種別戸建
- 残債1,750万円
- 売却価格1,480万円
「病気も、コロナも、解雇も全部重なって、目の前が真っ暗でした…」
公共交通機関の運転手として働いていたAさん。病気を患ってしまい、仕事を続けることが難しくなったところに、コロナの影響で解雇されてしまいました。その後、ご家族とも離れることになり、離婚して一人に。今まで車関係の仕事しか経験がなく、コロナ禍では再就職も難しく、住宅ローンの返済を続けることは絶望的でした。
「このローンを清算して、人生をやり直したい」
そう決意され、ご相談にいらっしゃいました。
病気の療養と並行して、任意売却で早期解決へ
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
ご相談にいらした当初、Aさんは療養のために、労災や医療保険を使って入院と手術が必要な状態でした。「入院中に、任意売却の手続きを進めましょう」
私たちは、Aさんが療養に専念している間に任意売却を進め、退院と同時に新しい生活をスタートできるように、入院中の任意売却という方法をご提案しました。残ってしまった住宅ローンについては、弁護士さんを通して債務整理を進めていくことを前提に、手続きを進めていきました。
今回の事例のポイント
コロナ禍では、Aさんのように解雇されてしまい、人生の再スタートを切れない方が多くいらっしゃいます。特に、高額な住宅ローンを抱えている場合、それが重荷となって、なかなか前に進むことができません。
この事例のポイントは、病気の療養期間中に手続きを進めたことです。また、私たちは単にお金の問題だけでなく、ご本人の精神面や、今後の生活のことも考えたサポートを大切にしています。
解決後は、療養を優先した新生活をスタート
「やるべきことが明確になって、生きる気力も湧いてきました」
Aさんは、ご出身地に近い大阪の病院で手術を受け、今は通院しながら療養を優先した生活を送られています。
並行して、債務整理の手続きも進めながら、社会復帰を目指しているそうです。
「一つひとつ前に進んでいる実感が湧き、とても気持ちが晴れやかになりました」
病気やコロナ、そして解雇と、たくさんの困難が重なり、目の前が真っ暗だったとおっしゃっていたAさん。今では、前向きに人生を歩み始めています。