コロナ禍で仕事激減、任意売却で家族の負担軽減と再出発のケース
コロナ禍で仕事が激減し、精神疾患も発症。住宅ローンが払えなくなりご相談に
45歳
- エリア神奈川県綾瀬市
- 職業自営業(45歳)
- 家族奥様・子ども
- 物件種別戸建
- 残債3100万円
- 売却価格2700万円
コロナの流行が始まった頃、ご相談者様が営んでいたお仕事の依頼が一気に減ってしまい、取引先からの支払いが滞るなどの連鎖的なトラブルが発生。さらにご本人が精神疾患を発症し、一年間ほど住宅ローンを滞納する状況に陥ってしまったそうです。「このままでは住宅ローンを払い続けるのが無理で、家族の生活が立ち行かなくなる」と感じられ、どうにか解決策がないかと当協会にご相談いただきました。
秘密厳守で任意売却を進め、ご家族の負担を軽減し新生活をサポート
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
小中学生のお子さんがいらっしゃるということもあり、ご近所の方に知られずに売却を進めたいというご要望が強くありました。また、夏休みに引っ越しを済ませたいというご意向も伺いました。そこで、まずは任意売却という方法を使って、できるだけ周囲に知られずに売却活動を進めることをご説明。秘密厳守を徹底しながらスケジュール調整を行い、ご家族の希望に沿った形でお引っ越しの準備をする方向で話を進めました。
今回の事例のポイント
コロナ禍で仕事が激減し、ご本人の心身にも大きな影響が出ていたため、通常よりも慎重なサポートが求められたケースでした。お子さんが夏休みのうちに引っ越しを終えたいという具体的な希望があったため、そのスケジュールに合わせて債権者との交渉や物件の売却手続きを進めることが大切でした。また、ご近所さんへの配慮も行いながら販売活動を行うことで、余計な心労をかけずに売却を完了することができました。
仕事も徐々に回復し、新生活へ前向きにスタートを切ることができました
国内のコロナ感染状況が落ち着いてきたのと同様に、ご相談者様の仕事依頼も少しずつ戻りつつあるそうです。任意売却が無事決まり、新しい住まいでの生活を始められたことで、「家族がバラバラにならずに問題を解決でき、落ち込んでいた仕事もなんとか元に戻せそうな気がしています」と笑顔を見せてくださいました。 「ほかのところにも相談に行ったのですが、ここが一番対応が早く、僕の体調面も考慮して計画を進めてくれたのが本当にありがたかったです。家を手放したことで空気が変わったというか、ようやく気持ちを切り替えられそうです」と話されており、今後は残った債務を無理のない範囲で返しながら、家族と一緒に前向きな生活を続けていくご予定とのことです。コロナ禍で生活が一変してしまったからこそ、早めに専門家へ相談する大切さを改めて感じた事例でした。ご家族全員で穏やかな日常を取り戻せるよう、私たちも引き続き応援していきたいと思います。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者
河手 明久
得意分野 |
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資格 |
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新卒にて主に投資用不動産の仕入れを行う不動産会社に就職。営業をする中で、差押、競売等の登記が入った不動産の所有者様とお話しするうちに任意売却というワードを知り、この分野への興味が湧いたことを機に任意売却を専門とする不動産会社に転職。任意売却を一から学び、資格を取得し晴れて協会の相談員となった。活力と誠実さが強み。