妻の入院医療費で返済困難、任意売却で債務完済と再出発を実現したケース
妻の入院による医療費負担で貯金が底をつき、住宅ローンの返済が困難に
男性
- エリア東京都清瀬市
- 職業無職
- 家族妻、子ども1名(独立)
- 物件種別戸建
- 残債1,630万円
- 売却価格1,680万円
Bさんは、地元の企業に40年以上勤務し、3年前に退職されました。退職後はパート社員として雇用延長が決まり、住宅ローンも70歳まで残っていましたが、給料と年金、そして貯蓄で十分に返済できると考えていました。 しかし、奥様が肺がんを患い、入院。医療費がかさみ、貯金がみるみる減少。やがて住宅ローンの返済も難しくなり、代位弁済通知書が届いたタイミングで、当協会へご相談に来られました。
任意売却を進め、債務を完済し、奥様のそばで生活できる環境へ
難易度
★★★ご提案内容と解決方法
Bさんの自宅の謄本を確認すると、住宅ローン以外にも消費者金融からの借入があり、さらに固定資産税の滞納も発覚しました。 そこで、早急に債権者と連絡を取り、合計の残債務を確認したところ、自宅を売却すれば、ほぼ全額返済できることが分かりました。債権者の了承を得たうえで売却を開始し、結果的に残債務以上の価格で売却することができました。
今回の事例のポイント
今回のケースでは、自宅を売却することで住宅ローンを含むすべての債務を完済できる状況でした。そのため、任意売却ではなく、通常の不動産取引として売却を進めることができました。 また、売却後の住まいについてもサポートを行い、奥様が入院している病院の近くに引っ越しできるよう支援しました。これにより、Bさんは奥様のそばで支えることができるようになり、精神的にも安心して生活できる環境を整えることができました。
息子さんの支援もあり、再出発へ
「慣れない賃貸住宅で不自由は感じていますが、息子の支援もあり、何とか生活できています。」 「医療費の負担もあるので、全任協さんの提案で、職安だけでなくシルバー人材センターにも登録しました。あまり多くはありませんが、年金以外の収入ができたことで、少しずつ貯金もできるようになりました。」 定年後の収入が不安定になると、突然の支出に対応できなくなることがあります。今回のように、医療費の負担が大きくなり、住宅ローンの支払いが難しくなるケースも少なくありません。 家計のバランスが崩れる前に、早めに相談いただければ、より良い選択肢を見つけることができます。今後の生活に不安がある方は、一度ご相談ください。
ご相談は全国から無料で受付中!
今回の担当者
河手 明久
得意分野 |
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資格 |
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新卒にて主に投資用不動産の仕入れを行う不動産会社に就職。営業をする中で、差押、競売等の登記が入った不動産の所有者様とお話しするうちに任意売却というワードを知り、この分野への興味が湧いたことを機に任意売却を専門とする不動産会社に転職。任意売却を一から学び、資格を取得し晴れて協会の相談員となった。活力と誠実さが強み。